「ギャンブルは結局胴元が儲かる」というフレーズ、よく聞くかと。実際そうだと考えられます。
なぜならカジノは継続的に運営されているからです。
赤字なら経営の存続はできません。
ですが、バカラやブラックジャックなど、プレーやの腕と運の要素が強いゲームでプレーヤーが大きく勝つこともあり、過去に潰れたカジノもあるとい言われてます。
したがって、カジノ側はどの程度の負けを許容できるかのコントロールが必要となりまして、その要素の一つとして「ハウスエッジ」というものがあります。
ハウスエッジとは
ハウスエッジ(House Edge)は、カジノゲームの数学的な利益率を表す概念です。これは、カジノ側がプレイヤーに対してどれだけの割合で有利な条件を設定しているかを示します。ハウスエッジは通常、パーセンテージまたは割合で表されます。
ハウスエッジの値は、ゲームのルールと支払い率に基づいて計算されます。カジノゲームは、プレイヤーとカジノの間でお金が移動する確率が異なるため、カジノ側は確率と支払い率の差を利益として得ることができます。
例えば、ルーレットの場合、アメリカンルーレットでは数字が0から36までの38個ありますが、ホイールには追加の「00」があります。この「00」の存在により、プレイヤーにとって有利な確率は少なくなります。その結果、アメリカンルーレットのハウスエッジは約5.26%となります。
一方、ヨーロピアンルーレットでは数字が0から36までの37個であり、追加の「00」はありません。そのため、ヨーロピアンルーレットのハウスエッジは約2.70%となります。
ハウスエッジが低いほど、プレイヤーにとって有利な条件となります。ただし、ハウスエッジは長期的な統計的な傾向であり、個別のプレイセッションや特定のプレイヤーに対して必ずしも適用されるわけではありません。
重要なのは、ハウスエッジを理解し、ゲームごとのハウスエッジの違いを把握しておくことです。これにより、自分のプレイスタイルや目標に合ったカジノゲームを選択できます。また、戦略やスキルを駆使してハウスエッジを最小限に抑える方法を学ぶことも重要です。
オンラインカジノにおけるハウスエッジ
オンラインカジノにおけるハウスエッジは、物理的なカジノと同様に存在します。ただし、オンラインカジノではソフトウェアやランダムナンバージェネレーター(RNG)を使用してゲームが運営されるため、ハウスエッジの計算や調整方法には若干の違いがあります。
オンラインカジノのハウスエッジは、各ゲームごとに異なります。一般的に、オンラインスロットのハウスエッジは約2〜10%の範囲にあります。ブラックジャックやバカラなどのテーブルゲームでは、ハウスエッジは通常0.5〜5%程度です。ルーレットでは、アメリカンルーレットの場合は約5.26%、ヨーロピアンルーレットの場合は約2.70%のハウスエッジがあります。
また、オンラインカジノでは、一部のゲームでハウスエッジを低下させるための戦略や特別なルールが存在する場合もあります。例えば、ブラックジャックでは、プレイヤーが基本戦略を使用することや、特定のルール(例:ディーラーが17以上で止まる)が適用されることで、ハウスエッジを最小限に抑えることができます。
重要なのは、オンラインカジノでプレイする際にハウスエッジを考慮し、自分のプレイスタイルや目標に合ったゲームを選択することです。また、ゲームのルールや戦略を学び、ハウスエッジを最小限に抑えるための努力を行うことも重要です。